かわいい妹の誕生――のはずが、
本日紹介する絵本は「アンジェリーナおねえさんになる」です。
この絵本はイギリスの絵本で、アンジェリーナシリーズ5作目の絵本になります。
本文に漢字は使われておらず、ひらがなとカタカナと空白で表現されています。
ひらがなで構成されているので多少の読みづらさがありますが、何とか全文読み進めることができました。
アンジェリーナはねずみでバレエが好きな女の子です。
そのアンジェリーナに妹が生まれることになりました。
とっても楽しみにしていたのに、実際に赤ちゃんが産まれたら、皆アンジェリーナには見向きもしません。
寂しくなって、悔しくなって、悲しくなったアンジェリーナは……?
というストーリーです。
私は一人っ子なので経験がないですが、実際に弟や妹がいる方には大いに共感できる内容なのではないでしょうか。
これから弟や妹ができるお子さんに読み聞かせると効果が高いと思います。
この絵本には対象年齢の記述があります。
よみきかせなら2才から、ひとりよみなら5才からとされています。
こういう記述があると絵本選びの基準になるのでありがたいですね。
私はアンジェリーナの心の叫びを読み進めるうちに、涙が出そうになってしまいました。
私の涙腺はだいぶ緩くなってしまったようです。
この絵本のシリーズも気に入りましたので、探して読んでみたいと思います。
今回紹介した絵本
タイトル:アンジェリーナおねえさんになる
文:キャサリン・ホラバード 絵:ヘレン・クレイグ 訳:岡田 好恵
出版社:講談社
定価:1600円