三題噺

三題噺 公園にて

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今日は久しぶりに近所の公園に来た。

まだ私が幼い時にはよく来た公園だ。

大人になってからは本当に久しぶりだ。

もう私が幼い頃に遊んだ遊具は撤去されていた。

大きな滑り台。

私は滑る部分を下から頑張って登ることが好きだった。

親には危ないから止めろって止められてけど、好きだった。

それなりに広かったはずの公園はマンションの一角に閉じ込められて小さくなってしまった。

私は新しく出来た小さな乗り物の遊具に跨った。

そしてティッシュでかすがこぼれないようにしながら食パンをかじった。

しばらく食パンを食べることに集中する。

親子が私のことを怪訝そうに見ながら通り過ぎた。

食パンを食べ終わったらひとつ伸びをする。

空を見上げた。

快晴だ。

雲一つない青い空。

ティッシュで白い部分を作ってみた。

あ。

ティッシュは飛ばされて行ってしまった。

どこまで飛んで行き何に出会うのだろうか。

私もそのような旅をしてみたい、そう思った。

ーーー

本日は三題噺です。

本日のお題は「食パン」「ティッシュ」「空」です。

本当はもっと大きな公園でみんなでランチボックスを囲む話にするはずが、違う公園を舞台にしたため、おかしな行動をとる主人公となってしまいました。

私には大きな公園でランチボックスを囲む経験はなかったようです。

あるいは忘れているのか。

幼い頃の記憶がほとんどない私です。

私もティッシュみたいな旅がしてみたいなぁ。

-三題噺

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