定番フレームワークの最新活用法から社会課題解決までーー
本日紹介する本は「コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法」です。
以前から少しずつ読んでいたのですが、やっと読み終わって紹介することができます。
この本の著者の名和高司さんは、世界的なコンサル会社のマッキンゼーとボスコンの両方で働いた経験をお持ちです。
その希少な体験から、コンサルの技をこの一冊にまとめて下さいました。
さまざまなフレームワークが示されていますが、一番扱いやすいものとして、WHAT?WHY?WHY NOT YET?HOW?のフレームを紹介します。
まずフレームに落とす前に、問題解決する「問題」そのものを設定します。
この「何が問題であるか」を上手く設定することが重要で、仮説の成功率の50%を握っています。
WHAT?とは、何が問題なのか。
WHY?とは、なぜ問題があるのか。ここは5回繰り返します。
そして名和さん流のWHY NOT YET?とは、なぜ問題が放置されているのか。
HOW?とは、ではどうするのか。
この4つに沿って考えることにより、問題点が明確になっていきます。
さまざまな考え方やフレームが紹介されていますが、この考え方が一番とっつきやすかったです。
マネージャー試験で扱われるような内容も含んでいるようでした。
できるビジネスマンの方々なら、知っている手法も多く掲載されていることでしょう。
しかし新しい発見もあるはずです。
最初から全てのフレームワークを使うことは難しいでしょう。
できるところから導入し、自分が勤める会社や自分自身のコンサルになってみてはいかがでしょうか?
本日紹介した本
タイトル:コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
著者:名和高司
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:2400円