絵本

お菓子をつまみ食いしようとしたら……

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スウェーデンの子どもたちに大人気のシリーズ第3作。

 

本日紹介する絵本は「ひみつのおかしだ おとうとうさぎ!」です。

私が好きなシリーズ第3作目になります。

今回は地下鉄は登場しませんでした。

その代わりに出てきたのは薄気味悪い工場です。

 

おとうとうさぎはパパうさぎから、土曜日しかお菓子を食べてはいけないと言われていました。

しかしパパうさぎがこっそり木曜日にお菓子を食べているところを見てしまったおとうとうさぎ。

パパうさぎだけズルい!とおとうとうさぎも食べると……

トロルだ!

薄気味悪い工場に連れて行かれてしまいました。

さて、おとうとうさぎは無事に脱出できるのでしょうか?

というお話です。

 

第3作目は文句なしに面白かったです。

トロルの弱点を私には見抜けませんでした。

しかし読了後に不思議が2つ残りました。

 

1つは、パパうさぎもお菓子を木曜日に食べたのに連れ去られなかった理由がわかりません。

もう一つは、最後のページの

「だけど、ふしぎなことに、そのうちだれも、おかしをほしがらなくなりました」

という文章の理由がわかりませんでした。

 

なぜパパうさぎは連れ去られなかったのか?なぜ子どもたちはお菓子を欲しがらなくなったのか?

この謎については本書の中では書かれていません。

読み聞かせる子ども達の想像力に期待ですね。

 

ちなみに私は、トロルの正体が〇〇だったため、大人のパパうさぎには手を出さなかった。

2つ目の謎は……残念ながらわかりません。お菓子に飽きたから、などの一般的な回答しか出せませんでした。

むしろ、謎は謎のままの方が、良いのかもしれませんね。

 

この絵本のシリーズは第4作まで出ています。

しかし私の近所の図書館には4作目はなかったので、ここで紹介が終了となります。

連携している図書館には4作目もあるようなので、リクエストすれば読めるかもしれません。

とりあえずはここまでにしておきます。

ありがとうございました。

 

本日紹介した絵本

タイトル:ひみつのおかしだ おとうとうさぎ!

作:ヨンナ・ビョルンシェーナ 訳:枇谷 玲子

出版社:クレヨンハウス

定価:1400円

-絵本

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