おはようございます、海野豹です。年間100冊を目指して読書記録をブログに付けています。このブログの目標は「毎日1度以上本を開くこと」と「毎日1行以上更新すること」です。
本日紹介する絵本は「カーリーさんの庭」です。ブラックベリー通りのはずれに住む、4人の庭師のお話です。それぞれが立派な庭を持っています。しかしカーリーさんの庭の花や草木はあなだらけです。それは害虫の仕業でした。周りのご近所さん達が、害虫の駆除方法を色々と教えてくれました。しかしカーリーさんは「わしは、このままが いいんじゃよ」と言います。
カーリーさんの不思議な言動にご近所さん達は呆れてしまいます。しかしそんなある夜に、カーリーさんの言っている意味が分かるのです。
ある夜の風景に子どもや虫に抵抗がない方ならきっと一緒に感動できるのでしょう。私は虫が苦手です。その為、想像してみても気持ち悪く感じてしまいました。
この絵本の「文」を書いたジェイン・カトラーさんは「みんなちがっていいのだ、そのままでいいのだ」と伝えてくれます。カーリーさんが害虫を駆除しないからと言って、周りのご近所さん達を非難する事もありません。ご近所さん達の庭もそのまま、カーリーさんの庭もそのままで良いのです。
訳者の磯みゆきさんも「だいじょうぶ、あなたはすてきだよ」というメッセージを子ども達に伝え続けています。
この2人のメッセージを読み、私は心屋仁之助さんを思い出しました。心理カウンセラーで著作なども書かれている方です。心屋さんのように「あなたはあなたらしくて素敵なのだ」というメッセージを感じました。自分を肯定する文を口に出して唱えてみると良いそうです。
私もカーリーさんのように、しっかりと自分を持って取り組んで行きたいなと思いました。
紹介した絵本
タイトル:カーリーさんの庭
作:ジェイン・カトラー 絵:ブライアン・カラス 訳:磯みゆき
出版社:ポプラ社
定価:1300円