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読書 「しないことリスト」少数派の生き方

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数日前に有隣堂でタイトル買いをした本書を読み終わりましたので、紹介したいと思います。

1.著者情報と本の概要

本書の著者は「pha」さんです。これで「ファ」と読みます。元「日本一のニート」の方です。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、となっている現代人に向けて、それって本当に必要なの?と再考を促す本です。

所有しない」「努力しない」「自分のせいにしない」「期待しない」という四つの見方から、「pha」さん独特の意見が書き連ねてあります。

精神病を持ち、少数派である私には、理解しやすい内容が多かった気がします。

もちろん、全ての意見に賛同する訳ではありませんが。

今回は、この本から気に入った言葉を3つ紹介しつつ、感想を述べたいと思います。

2-1.評価基準を自分の内に置くポイント

1.他人や世間の評価で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと

2.他人や世間のペースに無理についていこうとせず、自分のペースを把握すること

「しないことリスト」P.10,LL.6-7

これは、割と聞く話だと思います。

評価基準を自分の外に置いているがために、世間体を気にしてやりたいことが出来ない、という人は多いのではないでしょうか。

私の祖父が言っていました。

世間体など気にしないで、好きなようにすればよかったと。

自分なりの価値観を探していきたいですね。

また、自分のペースを見つけることもなかなか難しいことです。

私は、よく頑張りすぎて倒れてしまいます。

でもそれは、ペースを十分に把握できていないからなのですね。

少しずつ、前に進みたいと思います。

2-2.好きなことを頑張れる言葉

自分が好きなことをひたすら続けていれば、そのうちそれはどこかに繋がってくるものだ。

「しないことリスト」P.98,LL.8-9

この言葉は、私をとても勇気づけてくれました。

好きなことをしていてもいいんだ。

そう思えました。

今、心屋仁之助さんの「「好きなこと」だけして生きていく」を図書館で予約中です。

その本と合わせて理解を深めたい言葉だなと思いました。

2-3.目的ばかりでは駄目ということ

何かをするときは、「それが何の役に立つか」を考えるよりも、そのこと自体を楽しむのが健全だ。

「しないことリスト」P.167,LL.6-7

私は、何かをするときに、ほぼ毎回目的を考えています。

なぜそれをするのか?を掘り下げて考えることで、やる気を探し出します。

しかしそのようなものは、なくてもいいとこの言葉は、伝えてくれています。

私が料理をする目的は、「彼に愛情を伝える為」です。

しかしそのようなことを考えるより前に、料理を楽しめ、ということですね。

私には、全くなかった発想でした。

とても面白い言葉に出会えました。

3.まとめ

今回は、元日本一のニートである「pha」さんが書いた「しないことリスト」というを紹介しました。

社会に適応することが難しい少数派の生き方について書いてあります。

私のように皆のペースについていくことが難しい方や、この社会の在り方に疑問を持つ方にオススメです。

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