三題噺

三題噺 箱根駅伝に向けて

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こんにちは。海野豹です。年間100冊を目指して読書記録をブログに付けています。このブログの目標は「毎日1度以上本を開くこと」と「毎日1行以上更新すること」です。

 

今回も三題噺に挑戦します。お題は「炎症」「ロードワーク」「柿ピー」です。「ロードワーク」とは何ぞや?運動選手が練習として朝方などに走ることだそうです。また一つ賢くなりました。

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太陽に照らされた木の葉の上の雫が光りながら落ちていく。朝だ。

俺はシューズの紐を結びなおして跳ねてみる。今日の調子も良い感じだ。箱根駅伝に向けてロードワークをしてきたが、炎症を起こしたこの足でどこまでやれるか調整をしなければならない。走ることで脚が壊れる。そのような覚悟と共に俺は駅伝を走る。

ざっとひとっ走りして来る。今日は休日だ。寮に戻ったら一杯やりながら柿ピーでも食べるか。そのようなことを考えながらひたすら走る。

俺は…あいつを上に押し上げたい。駅伝では全員で走って結果を残したい。負けたくない相手がいる。例えこの足が壊れても成し遂げたい野望がある。

俺は廃部寸前のこの陸上部を再び蘇らせたい。いや、蘇りたいのは俺なのかもしれない。あいつが走る姿を見た時に、俺はそのような願いを持ってしまったのだ。

あと少し。あと少しだけ。俺の脚よ、もってくれ。

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以上、本日の三題噺でした。見ての通り、短くまとめました。細かい設定などは「風が強く吹いている」から取りました。こちらの本には脚を痛めた主将が出てきます。また、駅伝に向けての選手同士の確執なども描かれています。お話の展開はファンタジーと称されることもありますが、私は楽しんで読めた一冊でした。おすすめします。

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