本日はタイトルの本を読み終えましたので、感想を書きたいと思います。
目次
1.著者情報と本の概要
この本の著者は、「アルフォンス・デーケン」さんです。この方は、1932年ドイツ生まれで、上智大学の哲学の先生です。
本のタイトルの通り、テーマは「死」です。
身近な人の死をどのように乗りこえるかに始まり、自らの死をどう描くか、どのようによりよく生きるかについて書かれています。
私がこの本を手に取ったきっかけは、私の思想にありました。
私は、小学生の時にいじめられたことをきっかけに生きる意味を見出せなくなりました。
そのような私にひとつの答えを教えてくれた本になりました。
今回は、この本の中で学生向けの課題として出されている3つの人生見直しの方法を紹介します。
この記事の最後に、私が課題について書いたものを載せます。
2-1.もしあと半年の命しかなかったら、残された時間をどのように過ごすか
著者の授業では、見出しのような小論文を学生に書かせるそうです。
私も実際に書いてみましたが、本当に涙が出そうになるなど、心を込めて書くことができました。
この課題を行ってみて私にとって一番の発見となったことは、私が心理士になりたいのだという発見でした。
私は、最近心理士になる為に勉強を始めたばかりです。
今の状態では、半年以内に心理士として仕事をすることは、不可能でしょう。
私には、苦しんでいる学生を救うことはできないのだと思ったときに、私は涙が出てきました。
しかしそこまで書くために、レポート用紙1枚分程度の分量が必要でした。
最初の頃は、何がしたいとか、表面的なことばかりを書いていますが、文章が続くにつれて、少しずつ次元が上がっているように感じます。
あなたも書いてみる時には、レポート用紙1枚分を目安にすると、新しい気づきがあるかもしれません。
2-2.別れの手紙
次に親しい人に向けた別れの手紙を書きます。
自殺の遺書などではなく、あくまでもがん等で余命宣告された前提で書きます。
私は「母」に対して書くことにしました。
私が母に対して手紙を書く時に一番心配であったことは、私が逝った後に母が追いかけて来てしまうのではないかということでした。
母の気持ちは、嬉しいです。
私の事を何よりも愛してくれていると感じています。
しかし、それとこれとは違うのです。
母には母の生を全うして欲しい、そう思うのです。
子である私が先に逝くことは、親不孝ですが、確かにケースとしてあり得る事です。
母にとっては苦しい事と思いますが、何とか乗り越えて欲しいです。
この別れの手紙は、実際に本人に見せた方が良いのではないかと感じています。
私がそのように考えているということを伝えた方が良いと思うのです。
2-3.よりよく生きるための時間の使い方を再考する方法
この方法では、自分にとって大切なことを10個挙げます。
その10個に優先順位を付けます。
そして自らの人生で実際にその優先順位になっているかどうかを見直します。
私の結果は、もっと身近な人に寄り添う必要があるということでした。
身近な人(恋人や友達など)ではなく、SNSでつながった遠い人に対してより多くの時間を割いていることに気が付きました。
より自らに近い位置の人たちに焦点を当てて行きたいと思いました。
3.まとめ
この本は、読んで考えることも必要ですが、課題を実際にこなしてみることで発見できるものに価値があると感じました。
本を読まなくてもこの課題に挑戦することは、できます。
是非皆さんもおこなってみて下さいね。
ちなみに私の回答はこちらです。
ではまた。