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漫画 夫の扶養からぬけだしたい

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本日は、タイトルの本を入手できましたので、レビューを書きたいと思います。

そもそもこの本を入手するために、今月の1日に本屋でリクエストをしたので、約4週間手に入れるまでにかかりました。

書店さんだけでなく、編集社の方にも在庫が無かった様子なので、入手困難になっていた様子です。

人気の漫画なのですね。

1.著者情報と本の概要

夫の扶養からぬけだしたい」の著者は「ゆむい」さんです。

イラストレーターブロガーでもあります。

雑誌、新聞、書籍などに漫画を掲載されています。

この漫画は、夫の「つとむ」さんが育児や家事に非協力的で、離婚すら考えているももこの選択を探る物語です。

私はてっきり「夫の扶養からぬけだしたい」は、実生活を元に書かれたお話しだと思っていました。

しかし「あとがき」で語られる調子を見ると、ネタ元ではあるものの、全てが実生活そのままではない様子でした。

2-1.すれ違いの末に

「つとむさんのことを知らなすぎた」

(中略)

「僕も君のことを知らなすぎた…

「夫の扶養からぬけだしたい」p.178

このセリフは、ももこがつとむさんの職場での様子を聴いて、お互いに歩み寄ったときの言葉です。

恋というものは、不思議なものです。

お互いに好きであるはずなのに、傷つけあってしまう時があります。

そうなる原因のひとつが、お互いに知らないことによるすれ違いです。

家族と自分の状況を伝えあうことが大切だと気づかせてくれました。

2-2.ももこのやりたかったこと

「漠然と不安な毎日の中で、夢に向き合えなかった自分を後悔していただけで、ただ、強くなりたかったんだ。自分の生き方に自信を持ちたかったんだ」

「夫の扶養からぬけだしたい」p.181

ももこは、目標を決めて、戦略を決めて、目的を達成します。

その段階になったときに、がむしゃらに頑張っていた自分を振り返ったときに、ももこが自分を分析した言葉です。

世の中の専業主婦を代表とする、経済的には仕事をしていない人達が共感できる内容なのではないでしょうか。

勿論、これはあくまでももこの価値観です。

全ての人がそう思っているとは限らないでしょう。

しかし例え経済的に余裕があっても、働きたい人という人達はいます。

そういう人達の価値観を少しずつ取り入れたいと思いました。

2-3.価値観

「自分が価値を見出しているもの…軽く扱われたくない。

私が大事にしているもの。

つとむさんが大事にしているもの。

お互い尊重できてるだろうか…」

「夫の扶養からぬけだしたい」P.199

このセリフは、価値観の違いによる離婚が増えていることに対するももこのメッセージです。

確かに結婚というものは、他人同士で行うもので、我慢が必要な時もあります。

しかしどちらかが、我慢を続けるだけの関係は疲れると思います。

お互いの気持ちをきちんと知って、価値観を大切にしたいですね。

3.まとめ

インターネットの広告で知った本書ですが、きちんと買って読む事ですっきりしました。

つとむさんが悪者のように書かれていますが、全部読むと完全な悪者ではないことがわかります。

皆さんもぜひ、手に取って読んでみて下さいね。

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