ところが雨がふりだすと……
本日紹介する絵本は「雨がふったら、どこへいく?」です。
ふたごの幼い兄弟のリュックとマリオン、それとお兄さんのステフが主人公です。
農場や沼地で動物や虫たちの生態を学びます。
絵本の最後には少し難しい説明もついています。
雨が降る仕組みと鳥や植物の紹介が載っています。
振り仮名が振ってあるものの、漢字が普通に使われているので、小学生上級生向けかと思います。
前評判が全く分からずに読み始めました。
てっきり晴耕雨読的なストーリーなのかと思っていましたが、違いました。
生物や自然について学ぶことができる絵本となっていました。
しかしこの内容は少し難しすぎる気がします。
説明されているとはいえ、水蒸気が突然登場するなど、かなり難しい内容なのではないかと思います。
生物に関心があるお子さんなら扱いやすいかもしれません。
しかし逆に生物に興味がないお子さんだと、最後までついてこられないかもしれません。
漢字が多い上に、そもそもの文章が長いからです。
読み聞かせるというよりは、絵本を与えて一人で読ませてみて、質問を大人が受け付ける、という形の方があっているかもしれません。
人間は雨が降ったら傘をさしたり、屋根のあるところに避難したりします。
でもリュックとマリオンは…?生き物たちは…?
興味がある方は絵本を開いてみて下さい。
本日紹介した絵本
タイトル;雨がふったら、どこへいく?
作:ゲルダ・ミューラー 訳:伊藤直子
出版社:評論社
定価:1300円