こんにちは。海野豹です。年間100冊を目指して読書記録をブログに付けて行きます。このブログの目標は「毎日1度以上本を開くこと」と「毎日1行以上更新すること」です。応援コメントいただけると泣いて喜びます。
さて、本日紹介する絵本は「王さまレストラン」です。
私が小学生の頃、王さまシリーズの文庫本に出会いました。私が本好きだと知った叔母が買ってきてくれたものでした。もう15年以上前の話ですね。そのため私には王さまシリーズに親しみがあり、図書館で目に留まったわけです。
早速読んでみると、やはり王さまシリーズの味が出ています。「王さまレストラン」ですから、王さまが開くレストランなのですが、やってくる大臣や先生に失敗した料理ばかりを出してしまいます。とうとう王さまが怒り出すと、おやおやおかしな世界に迷い込んでしまいました……という出だしになっています。
読んでいくうちに王さまと一緒にドキドキしてきて、最後にはホッとします。やはり王さまシリーズはこうでなきゃ!という感じですね。家にあった王さまシリーズは全て捨ててしまった事が悔やまれます。
そして私の心を一番揺さぶったのは、お話そのものではなく、王さまシリーズを書いていた著者の寺村輝夫さんが2006年に没していたことです。あんなに面白かった王さまシリーズやその他の作品の続きを読むことができないと思うと、残念に思いました。
ちなみのこの「王さまレストラン」という絵本は2014年に発行されています。原作者が亡くなってから出来た絵本なのですね。そのあたりの苦労話もありそうな予感がします。
もし他の王さまシリーズの絵本が見つかれば、紹介したいと思います。また、文庫本も手に入れる事が出来れば、読み直しがてら紹介出来たら良いなと思います。私は割と児童文学も好きなので、苦にならないと思います。
では今日はこの辺で。
紹介した本
タイトル:王さまレストラン
原作:寺村輝夫 構成・絵:和歌山静子
出版社:理論社
定価:1200円