本日は「JUNZO」さんの「人生ドラクエ化マニュアル」を紹介します。
この啓発書のテーマは、いかに楽しく問題を解決するかその方法です。
皆さんはゲームをプレイするでしょうか。
ゲームは、はまると食事や睡眠時間を削ってでもプレイしてしまう中毒性があります。
そのゲームの要素を人生に取り入れれば、人生も夢中になってしまうくらい楽しいゲームに変わるのではないかと、この本が出版されました。
ドラゴンクエストをプレイしたことがある人で、人生に悩みを抱えている方にオススメの一冊です。
目次
1.著者情報と本の概要
著者は、元エニックス社員の「JUNZO」さんです。
エニックスといえば、ゲームのFFやドラクエなどを開発している会社です。
エニックスに務めていた際に、JUNZOさんは、ゲームの三大要素を発見します。
この三大要素を人生に取り入れれば、人生をゲーム化できることを発見したJUNZOさんは、エニックスを飛び出して独立し、現在に至ります。
この「人生ドラクエ化マニュアル」という本自体も「人生ゲーム化理論」に基づいて書かれたものです。
この本の存在自体が、この理論の実効性を証明しているのです。
2.感想
今回のゲーム化理論では、ゲームの三大要素(目的、敵、ルール)を人生に取り入れることが目的です。
この本では、要素別に章が組まれていました。
だから、各章から気に入った言葉を引用しながら紹介したいと思います。
2-1.目的
過去、自分がワクワクドキドキしたことって何だ?
過去、好きで好きでたまらなかったことって何だ?
過去、ハマったことって、何だ?
過去、実現したくて実現したくてたまらなかった夢って、何だ?
「人生ドラクエ化マニュアル」P.56,LL.6-9
人生ゲームにおけるゲーム目的というものは、それぞれが好きなものを勝手に決める事が出来ます。
しかしもし目的(ワクワクできるもの)を忘れてしまった時には、上の設問がヒントになります。
私の場合は上から順番に、創作活動、読書、ゲーム、作家になる、とあてはめました。
そして私が考え出したゲーム目的は、「作家になって、今を後世に伝える人になる!」でした。
しかしそれだけでは何からすればよいのかわからないので、はじめの一歩として「履歴書に従って原稿を書く」と設定しました。
つまり、キャラクターの履歴書を作り、原稿を書いていくことによって、今の現状を後世に伝えることが出来る人になれると考えている訳ですね。
2-2.敵
まずは、「敵」を一旦「ゲーム目的」と言い換える。
・ラスボス=上位目的
・中ボス=中位目的
・小ボス=下位目的
※ザコキャラは準備作業(下準備)と言い換える
「人生ドラクエ化マニュアル」P.102,LL.5-9
敵については、他にもアドバイスが多数ありましたが、私が最も気になったものは、これでした。
目的を考えた瞬間に、次の敵が自動的に現れるようになっています。
しかも敵の強さは、掲げた目的の難易度によって自動調整されます。
それを逆手にとって、小さな目的を考えることで、「無理だ!」という思いを抱かないようにする作戦です。
私はこれにこうあてはめました。
ラスボス=ミリオンセラー、中ボス=新人賞の受賞、小ボス=長編小説を書きあげる、ザコキャラ=履歴書作り。
こうすることで、何をすべきかが明確になりました。
私の場合は、とにもかくにも原稿を書く事ですね。
2-3.ルール
全てのゲームには、ルールがあります。
サッカーならば、手を使ってはいけないとか、そういうものですね。
人生のルールは、割とシビアなものが多数ありますが、その中で一番気に入ったものは、[人生のゲームオーバールール]でした。
[人生のゲームオーバールール]を説明するために、スティーブ・ジョブズさんの演説が紹介されていました。
その一節が気に入ったので、紹介します。
「今日が人生最後の日だと、毎日思いながら生きてごらん。それが現実となる日が必ず来るから」
「人生ドラクエ化マニュアル」P.172,L.9-P.173,L.1
この言葉は、スティーブ・ジョブズさんに衝撃を与えた言葉です。
私にも刺さりました。
ジョブズさんは、毎朝鏡の前でこの言葉を思い返して一日をスタートさせたそうです。
私も真似してみたいなと思います。
3.まとめ
今回は「人生ドラクエ化マニュアル」を紹介しました。
紹介出来た部分はほんの一部です。
ドラクエ好きならきっとすらすら読める本だと思いますので、皆さんも是非読んでみて下さいね!
人生をゲームのように楽しみたい人にオススメです!