タイトルの小説を読了しましたので、レビューを書きます。
この小説の著者は「小坂流加」さんです。
「余命10年」を書き終えた後に既に亡くなられています。
「余命10年」は、遺作ではありません。
もう一冊、小説を残されています。
時間が許せばもう一冊の方も読みたいと考えています。
さて、「余命10年」ですが、涙をボロボロ流しながら読みました。
特に最後の方は、涙が止まりませんでした。
この小説は、余命10年を宣告された主人公が、死を意識しながらも恋に落ちるお話しです。
この恋愛パートが、なかなかきゅんとしますし、また悲しみを増やすのでした。
また、主人公が亡くなったその後の描写も最後に含まれており、このような書き方があるのかと勉強になりました。
本を読みながら涙をしたのは、かなり久しぶりな気がします。
皆さんも誰もいない場所でひっそりと読んでみてはいかがでしょうか。