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雑記 思い出話

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本日の記事にするのに適当な良いネタが見つからなかったので、今日は思い出話をします。

私が大学生の時の話です。

私は、授業を前の座席で聞くからか、先生たちによく顔と名前を覚えられました。

ゼミの先生は、遅刻が普通な先生でした。

研究室で待ち合わせをしても、時刻通りには来ません。

ゼミの先生の研究室の向かいの研究室を使っていたA先生は、在室時には常時扉を開けておくタイプの先生でした。

扉を開けるか閉めるかは、賛否両論あるところで、私自身も仕事で実感しました。

扉のノブって、大事な時に限って非常に重いのですよ。

それはさておき。

いつも通り私がゼミの先生の研究室の前で待っていると、A先生がご自身の研究室の中から私を見ていました。

A先生の授業も私は取っていたので、知り合いだった私は、A先生に誘われてコーヒーをいただきながら待つことになりました。

そしてコーヒーがちょうどマグカップいっぱいに入ったころ、ゼミの先生が研究室にやって来たのです。

私はあわてましたが、A先生は落ち着いて「持っていったらいいですよ」と優しくいってくださいました。

私は、なみなみと注がれたコーヒーをこぼさないように研究室を移動しようとしていると、ゼミの先生が慌てて「何やってんだ~」とやってきました。

ゼミの先生はA先生に謝りながら、私をご自身の研究室に入れて「海野さんは、A先生とも知り合いなのか」と尋ねます。

私は「はい、授業を取っています。先生を研究室の前で待っている時に、A先生がゼミ生にチョコを配ったこともありますよ。私しかもらいませんでしたが。チョコおいしいのになぁ」と答えました。

ゼミの先生は「おおぅ……」としばし沈黙されていました。

当時は学生でしたから、いまいちわからずはてなマークを飛ばしていましたが、今にして思うと、学生って幸せだなぁ、と思います。

現在は研究室の場所が変わってしまったので、このようなことは起きないでしょうが、良い思い出です。

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