絵本

ADHDを教えるのに役立つ絵本

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こんにちは。海野豹です。年間100冊を目指して読書記録をブログに付けています。このブログの目標は「毎日1度以上本を開くこと」と「毎日1行以上更新すること」です。

 

さて、本日の絵本は「よめたよ、リトル先生」です。この絵本はADHD(注意欠陥多動性障害)を持った著者によって書かれた実話の絵本です。文章中に漢字が多く使われています。振り仮名が振ってあるので読めない事は無いと思いますが、テーマの難しさも含めて、少し大きい子向けの絵本になります。

ADHDを持つ著者、ダグラス君は字を読もうとしてもぐにゃぐにゃ曲がった線に見えてしまいます。ダグラス君は本を読むことが嫌いですが、リトル先生が丁寧に教えてくれます。

最初は嫌いな本を嫌々読んでいたダグラス君です。ところが、本の内容に興味を持ち始めると、頑張って読み進めるようになります。そして読み切った時にはすっかり本の虜になっていました。

 

子供の世界にある学習障害やADHDの存在を私が知ったのは、大学で学んでからでした。それまでの間は、病気の存在すら知らなかったのです。

そのような実態があります。しかしこの絵本を使えば、こうして絵本という形でこういう子もいるのだ、と伝える事が出来ます。それは大変素晴らしい事だと思います。

私も大人の一員として、子どもや障害と向き合っていけるようになろうと思いました。

 

紹介した絵本

タイトル:よめたよ、リトル先生

作:ダグラス・ウッド 絵:ジム・バーク 訳:品川裕香

出版社:岩崎書店

定価:1600円

-絵本

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