うわっ!せかいがこわれるー
本日紹介する絵本は「ジャータカものがたり あわてんぼうウサギ」です。
ジャータカ物語とは、仏教のお釈迦様が人間に転生する前に体験した他の動物達の学べる教訓集です。
全部で547話あり、この兎のお話は322番目のお話です。
ブログを始める前に読んだ「若き日のブッダーゴータマ・シッダールタ」という漫画で仏教のイメージを少し掴んでいたことが幸いしました。
仏教に関する知識が一切なくこの絵本を手に取ることは難しいことだと思います。
子どもならばそれでも良いでしょうが、子どもから様々な質問をされる可能性のある大人としては、多少の知識を持っておきたいところです。
お話そのものは難しいことはなく、自分の眼できちんと確かめなさいよ、というお話です。
本文も漢字が使われておらず、平仮名と片仮名だけで構成されています。
幼いお子様にも読みやすい内容かと思います。
いつものようにウサギがヤシの木の下で休んでいると、世界が壊れる音がしました。
慌ててウサギは逃げ出します。その様子を見た他のウサギも逃げ出します。その様子を見た他の動物達も逃げ出します。
それを見ていたライオンのお釈迦様はーーー
というストーリーのお話です。
ウサギは最後には叱られてしまうのかな、と思い読み進めましたが、そのようなことはなく一安心しました。
本日紹介した絵本
タイトル:ジャータカものがたり あわてんぼうウサギ
再話:中川素子 絵:バーサンスレン・ボロルマー
出版社:小学館
定価:1400円