漫画

宗教って何だろう

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人間は誰だって、何かを信じることによって生きているーーー

 

本日紹介する漫画は「まんがで学ぶ 世界の宗教」です。

この漫画では主に4つの宗教を扱っています。

「イスラム教」「キリスト教」「仏教」「神道」の4つです。

そして5つ目の章では、そもそも宗教とは何のためにあるのかが考察されています。

 

私はイスラム教やキリスト教は少しかじったことがあります。

それでも宗派による違いなど、様々な発見がありました。

仏教も少しだけ漫画で触れた事がありますが、また改めて勉強すると発見がありました。

神道については何も勉強をしたことが無かったので、面白かったです。

第5章の宗教そのものについての章では、もう少し掘り下げて説明された方が良かったかなと思いました。

面白いテーマなのに、漫画だけで終了してしまい、よくわからないままでした。

1章から4章までは漫画の後に解説文が載っています。

この解説文がまた、面白いのです。

漫画だけではわからない部分を説明してくれています。

 

この漫画の主人公は北海道の実家のホテルを継いだ女の子です。

解説役のショーンさんという外国の方が宗教について説明してくれます。

主人公のホテルは英字のホームページを作ったことがきっかけで、様々な宗教の外国人が訪れるようになります。

その外国人たちに対する為に、宗教を勉強していく形となります。

 

漫画の中の主人公たちの知識レベルは実際の私と相違ありませんでした。

馬鹿にされているような感覚も、知らなくて恥ずかしい思いもしないで漫画を読み進める事が出来ました。

 

私の中学時代の社会の先生に、大学卒業後に会いに行った事があります。

その際に、日本の良い所を聞きました。

そうしたら先生は「宗教を自由に選べるところが良い所だ」と仰いました。

他国では、生まれた時からその家の宗教に入れられ、自ら選択する余地はないというのです。

日本に生まれた私たちは、最初こそ親に準ずるかもしれませんが、キリスト教徒になりたいてなる人もいれば、仏教徒になる人もいます。

 

この宗教の自由が認められた日本の中で、あなたはどの宗教に興味がありますか?

私はまだまだ勉強不足で、選ぶことはできません。

宗教とは、生きて行く上で何を信じるのかということだと思っています。

それは一神教の神なのかもしれないし、自然なのかもしれません。

ただ私は、仏教が一番身近に感じます。

 

イスラム教は規律が厳しすぎて現代の日本には向いていないと思っています。

もちろん、最初からイスラム教に生まれた人たちがイスラムの教えを守ることは否定しません。

しかし現代の日本に生まれた私が信仰することには合わないかなと思います。

 

キリスト教も何だか怖くて手を出しづらいです。

そもそも日本人に一神教の宗教があっていないのかもしれません。

だって周りには神社や寺、教会まで何でも存在していますからね。

 

神道は勉強不足でほとんどわかりません。

神社にお参りに行っても、そこの神様の得意分野も知らないでお祈りしています。

でも図書館で「マンガでわかる 日本の神様」という本を借りて来たので、次回の休みに読んで紹介したいと思います。

 

やっぱり一番しっくり来るのは仏教です。

檀家制度のおかげで、お葬式が仏教式なこともあるかもしれません。

それに「若き日のブッダ」という漫画の影響もあります。

この漫画は仏教について大変わかりやすく書かれていました。

崇拝されている者が神ではなく等身大の人間であることに親近感が湧くのかもしれません。

 

以前紹介した「かみさまは小学5年生」の宗教観は一体どれに当てはまるのでしょうか。

一神教であるイスラム教、キリスト教には無理な内容でした。

仏教か神道が当てはまるかなと思います。

 

「かみさまは小学5年生」の宗教観はこうでした。

まず天界に神様が沢山いて、それぞれに階級があります。

その神様たちの下に魂がいて、魂はいつか神様になりたいと思って下界(ここ)に下りてきます。

魂は人間以外の動物になるときもあれば、人間になるときもあります。

そして下界で経験したことによってレベルアップして天界に戻って行きます。

天界はとても良いところで、苦しみは一切ありません。

感覚が麻痺してしまわないようにするために、下界に下りてきては苦しみを経験します。

そしてある程度レベルアップできると、晴れて魂から神様へと進化できるのです。

 

これは仏教と神道が混ざっていると言えるのではないでしょうか?

魂が自ら下界に行ったり、天界に行ったりする様子は仏教に似ています。

しかし最高難度の「解脱」の考え方はありません。

また、天界には沢山の神様がいます。

この辺りは神道の方が納得しやすいですね。

「かみさまは小学5年生」の宗教観はとても馴染みやすいものでした。

何だか生きる勇気をもらえるお話でした。

 

あまり宗教にこだわらない日本だからこそ、このような本が出版できるのかもしれませんね。

イスラム教やキリスト教が主流の国でも、生前の記憶を持っている人が現れることがあるのでしょうか?

キリスト教では熱心な信者だと聖痕が現れる事があると聞いたことがあります。

聖痕とは、イエス・キリストが十字架にかけられた際にできた手に空いた穴が現れるというものです。

キリスト教の教えを少しだけかじったことがありますが、他人のために自らの命を惜しまない教えに驚かされました。

でも日本の特攻隊はアメリカ人に理解されないのですよね。

何だか宗教って不思議です。

 

まだまだ知らないことばかりの私ですが、もっと本を読んで知識を付けて行きたいと思います。

なぜなら、私は本を読む事や小説を書くことが好きだからです。

 

本日紹介した漫画

タイトル:まんがで学ぶ 世界の宗教

監修:相澤理 原作:さとうもえ まんが:柴田柚香

出版社:あさ出版

定価:1200円

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