二週間以上、空いてしまいましたが、皆さまお元気ですか?
海野は元気です。
さて、新しい職場で働き始めて3か月以上が経ちました。
今回の職場は、上司に対する部下の愚痴を聴くことが少ないので、とてもやりやすいです。
まあ、私が正社員ではないことと、コロナで個人的なお付き合いがないからかもしれませんが。
そのようなことを考えながら過ごしていると、大学時代のゼミの先生の事を思い出しました。
先生は社長職でして、私は毎週研究室に押しかけていたので、愚痴を聴くこともありました。
どういう話の流れだったかは忘れましたが、上司と尊敬の話になりました。
先生は社長職なのですから、会社では一身に尊敬の眼差しを受けているでしょうに。
私がそう答えると、先生は自分の気持ちを伝えてくれました。
「会社で俺の指示が通ったり、ヨイショされたりすることは、ある意味仕事の一部だから当然だ。俺は家庭の奥さんとか、大学の学生とか、そういう人たちに尊敬される人になりたいのだ」と。
学生の身分だった私には、ちょっと難しすぎるお言葉でしたが、今はなんとなく気持ちが分かる気がします。
私は上の立場の人間には、なったことがないので、いまだに想像の域を出ませんが。
「学生なら私が尊敬してますよ!」
そして尊敬の眼差しを向ける私。
「……(無言の先生)」
「どうでした?」
「……もう一回」
ちゃんちゃん。
今思えば学生という立場はとても重いものだったと思います。
職場の上司に尊敬の眼差しを向けても(ヨイショしているだけだろ)と思われる可能性は排除できません。
それも含めて仕事なのですから。
私にできることは、尊敬の眼差しを使う時には、本心のままであることを心掛けるくらいでしょうか。