映画化もされた、「海獣の子供」を読み終えました。
ジュゴンに育てられたとされる「海」と「空」という2人の子供の不思議なお話です。
舞台は日本の江ノ島水族館をモチーフにされています。
主人公は「るか」という女の子です。
夏休みの始まりに「海」や「空」と会い、海洋という不思議な世界に足を踏み込みます。
話の終わり方としては、謎が残るような終わりになります。
しかし絵での描写が素晴らしく、海や宇宙の事は言葉で説明出来ないのだと感じました。
本当に大切な事は、言葉では約束しない。
私は何かを自然と約束した事があるのでしょうか。
何だか研究者である登場人物の生き方を羨ましく感じてしまいました。
映画の方は大変素晴らしいと噂を聞いています。
ただし、観る人によって感想が二分するとも聞きました。
漫画の方も、意見が分かれそうな気がします。
でも地球、いや宇宙の神秘的な謎に触れる事ができて、すっきりとした読了感でした。
私も何かを追いかけて研究したいなぁ、などと思ってしまいました。
生物が好きな方にオススメしたい漫画(映画?)でした。