しらないせかいにとびだしちゃった、本のおはなしーー
本日紹介する絵本は「そらをとんだ本」です。
この絵本は漢字が使われていますが、振り仮名が振ってあります。
本来は本を開くことによって私たちが新しい世界に連れられて行きます。
しかしこの絵本は視点を変えて、本の方が私たちの世界を旅するお話です。
自然現象や本に感情を付けて描写することにより、ドキドキ感が増しています。
主人公の本も「イカロス」の話である等、作りこみがなされています。
もう本が元の持ち主の元に帰ることはないのではないか。
そう思った矢先の展開でした。暖かい気持ちになれる一冊です。
本日紹介した本
タイトル:そらをとんだ本
文:ピエール・ロリ 絵:レベッカ・ドートゥルメール 訳:中井珠子
出版社:講談社
定価:1600円