今日はちょっと独り言を綴っていきたいと思います。
私は今、公務員のアルバイトのようなことをしています。
私は前職で民間企業で働いていましたが、私には背景がないと思っていました。
アルバイトとして市役所で色んな職員さんを見ていると、出世している上司たちは大抵現場経験が背景にあることに気が付きました。
でも自分には背景がなくて、薄っぺらい人間のように感じられていました。
しかし昨日気が付きました。
私にも民間企業で働いた現場の経験があり、それを今の職場で生かすことも可能だと。
私が今働いている市役所は、大きな市役所です。
一般的に民間企業で店舗と言われる部分が区役所で、本社と呼ばれる部分が現在の職場である市庁舎だと理解しています。
旅費(交通費)のチェックの例があります。
この市役所に新人で配属された職員さんは、旅費申請を早く出して欲しいと怒っています。
確かに、月をまたいで申請することはルール違反です。
でも現場の忙しさを考えれば、仕方ない部分もあると思います。
私自身、先輩に頼んでも時間を貰うことができなくて、締め切りを過ぎてしまった経験があります。
想像力が欠けている、と新人職員さんを批判することも簡単です。
しかし私は経験を重視する人間です。
想像力ではわからないことが沢山あります。
私も、世の中に不正というものがあることは知っていました。
でも、目の前で見なければ、みんなの想いのようなものが理解できませんでした。
現場に、本当に悪い人なんて、一人もいませんでした。
上司は、さらに上の上司を守るために不正を犯しました。
それに気づいた他の上司は、本人の口から謝罪させるためにプレッシャーをかけていました。
気づいた別の人が犯人を指摘して突き出すことは簡単です。
しかしそれをした瞬間、問題は大きく発展してしまいます。
本人のことを守るためには、自分の口から言わせなければならないのです。
そのための小技もいろいろありました。
私は未熟でした。
何もできませんでした。
私が迷ったばかりに、泣かせてしまった人がいました。
私があきらめかけたばかりに、問題は大きくなりました。
どこの現場でも、会社でも、市役所でも、大なり小なり不正はあるものなのかもしれません。
私は過去の告発者として、どうしなければいけないのか、考える必要があるように思います。
今日は時間がないのでこの辺りで失礼します。
仕事との向き合い方を、もっと考えなければなりませんね。