漫画

小説家を目指すなら読みたい漫画

投稿日:

世界には天才がいるのだーーー

 

本日は休日でした。月曜日ということで図書館が閉まっておりました。職場のアルバイトさんが私におすすめだと言ってくれた漫画を読むために漫画喫茶に行って来ました

今回読んだ漫画は柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」です。活字が大好きな主人公が、芥川賞や直木賞を取るお話です。

この主人公は活字が好きで臆病なイメージとは違い、案外暴力的ですぐに手が出てしまうところがあります。ここが現実世界との乖離になっていて、スカッとして面白いところかなと思いました。

「響」は現在も小学館のビックコミックスで連載中で、2018年8月27日現在までに9巻が既刊となっています。

昨年の2017年には「マンガ大賞」に選ばれた作品のようですね。現在も連載中ということで今回は既刊の9巻までしか読めなかったことが残念です。

主人公の「響」は活字が好きで小説を書きます。響は高校1年生で文芸部に入部します。響が書いた作品を出版社に応募すると、あれよあれよと賞を取って……!?という展開になります。

文学だけではなく恋愛の要素も入っており、痛快なシーンもあります。ここから先は読んでみてからのお楽しみですね!

 

ここで私の話をしますと、高校生活では文芸同好会に所属していました。響たちのようにコンクールに応募することはありませんでした。しかし作品を完成させることができた場であり、よい思い出です。

高校時代の文芸同好会の先輩は大学の文学部に進みました。そして卒業後に就職しながら作品を書いているということでした。しかしその後連絡が取れなくなってしまいました。

私は本当は大学で文学部に進み小説家になりたかったのです。しかし就職状況のことを考えて適性検査の結果からみて経営学部に志望を直前で変えました。そのため私の通っていた大学にも文学部がありましたが、文学部の学生たちが羨ましくて仕方がなかったです。そうして夢を実現させた先輩のことを私は心から尊敬していました。連絡が取れなくなってしまって本当に残念です。

経営学部ではそれなりの結果を残すことができました。すばらしい先生方にも出会えました。経営学部にしたことが悪いことだったとは思いません。しかし現在大手パチンコホールの会社で向かない仕事をしていると、自分を見失うことがあります。こうしてブログを書いていると、もっと自分が好きなことをやったほうがよいのではないかと考え始めました。

LifeClipsという匿名のSNSを私は使用しています。そのSNSの投稿の中に気になる記事がありました。投稿者の方は50代くらいの男性で、定年を待たずに転職をする決心をされました。その方は、ずっとやりたくないことを続けてきたが、もっと若いうちに好きなことをすればよかったと考えているそうです。私がその投稿に勇気付けられたこと、まだ20代であることを伝えると、好きなことをすることについて応援されました。

好きなことを仕事にすることは大変なことです。それそのものが、まず難しいです。それに仕事にすることによって嫌なことなども出てくるでしょう。私は今25歳です。いまさら悩むなど、遅いのかもしれません。でも仕事を続けながらでも小説を書くことができたら幸せだと思います。ましてや今はブログというプラットフォームがあるのですから、ここからより多くの発信ができればよいなと思います。

そう思うと、ブログってすごいですよね。私が書いた今までの記事が全世界の人に公開されているわけですから。今は知り合いの方がちょっと見に来る程度のページビューですが、もっと有名なブログになるように日々精進していきたいと思います。

 

また、「響」は天才を描いた漫画です。私が今まで読んできて記憶に残っている天才を描いた小説は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。分厚くてしかも2段組で、読むことが本当に大変な本でした。しかし「響」が主人公が天才でそこに超えられない壁を感じる作品であるのに対して、「蜜蜂と遠雷」は天才から「楽しんで作品を作れ」というギフトがもらえる小説となっています。そのように読んだときに勇気付けられるという点では、「蜜蜂と遠雷」のほうが私には好みかなと思いました。

 

紹介した漫画

タイトル:響~小説家になる方法~

著者:柳本光晴

出版社:小学館

定価:552円

-漫画

Copyright© 海野豹の読書雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.