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相続 もし社長の祖父が亡くなったら、会社はどうなるのか??

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 今回は、海野が読んだ「炎上する相続」という本を紹介します。

どんな本か?

 「炎上する相続」は「髙野眞弓」さんが「2018年」に書いた「新書」です。一般家庭の相続法について、エピソードを載せて紹介している本です。

なぜこの本を選んだのか?

 海野の祖父は、社長で経営者です。印刷会社の創業者です。その祖父の年齢は、そろそろ90歳になるという所です。もしものことがあった時に、困ったことになるのではないか?例えば登記が遅れて過料になるなど……と、心配になったため、少しでも知っておこうと経営者新書のこの本を手に取りました。

 実際に相続になった時に苦労をする人物は、順当にいけば祖父の娘である私の母です。しかし祖母が亡くなった時も、葬式会社を探す時間などありませんでした。そういう反省も踏まえて、事前に本を読んでおくくらいのことはしたかったのです。

心に響いた箇所は?

もめる原因は様々だと言ったが、つき詰めて言えば金額の”勘定”ではなく、不公平だという”感情”なのだ

「炎上する相続」髙野眞弓 P.5 LL.7-8

 「炎上する相続」の最初の方の一節を取り上げました。具体的なアドバイスも後ろの方にまとめてありましたが、この言葉が一番わかりやすい表現だと思いました。

 海野自身も、父親の相続の時にひと悶着ありましたが、確かに”感情”の問題だと思いました。本には「不公平」という感情が取り上げられていますが、私はもっと複雑な感情に感じました。相続人になる親戚との確執などが、一気に噴出する場所こそ相続の場、そのように感じました。

この本について何を感じたか

 「炎上する相続」は、一般家庭の話として書かれています。しかしエピソードの中には、経営者や農家など、あまり一般的ではない例も多く感じました。しかしそれが、参考になると思いました。

 相続は一人につき1回しか発生しないものです。自分の回も1回しかないわけです。1回限りの自分の相続を成功させる為にも、他人の事例を分析する事が必要だと感じました。

最後に一言

 登記の手続きなど、具体的な事はプロに任せれば良いと思います。大切な事は、何の問題がどの程度まで炎上したらプロに相談するかを、事前に掴んで置く事だと再確認致しました。

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